株式会社伊予鉄グループ
石井亮太さん(仮名・不動産事業開発) 35歳
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妻との雑談から実現した地方移住。豊かな暮らしを求めて松山へIターン転職。
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千葉県出身の石井さんは新卒で都内の不動産会社に入社し、営業や管理、新規事業企画など、多岐にわたる業務で実績を積み上げてきた。
仕事にやりがいを感じていたものの、都会での生活や子育て環境に不安を抱き、妻との何気ない会話をきっかけに地方移住を決意する。数ある候補地の中から選んだのは海や自然が近く、コンパクトシティとして発展する愛媛県松山市だった。
現在は株式会社伊予鉄グループに転職して不動産事業開発や新規事業企画に携わり、「都会の喧騒から離れ、自然豊かな環境での暮らしに満足している」と語る石井さんに、移住を伴う転職活動の経緯や現在の仕事、そして松山での新たな生活について伺った。
※本記事の内容は、2026年8月取材時点の情報に基づき構成しています。
- 過去の
転職回数 - 0回
- 活動期間
- エントリーから内定まで120日間
転職前
- 業種
- 不動産ディベロッパー
- 職種
- 事業企画
- 業務内容
- 不動産設備改修統括、新規事業企画、社内DX推進
転職後
- 業種
- 総合企業グループ
- 職種
- 不動産事業開発
- 業務内容
- 不動産開発プロジェクト推進、街づくりを通じた地域課題解決、新規事業企画
妻との何気ない会話が移住のきっかけに。暮らしの充実を求めて出会った理想の街。
現在のお仕事はどんな内容ですか?
株式会社伊予鉄グループで、不動産事業開発や新規事業企画に携わっています。入社時は不動産管理の予定だったのですが、入社後すぐに新規事業が始まり、その推進を担うことになりました。
今は不動産開発プロジェクトの管理や、街づくりを通じた地域課題の解決など、多岐にわたる業務を行っています。会社全体がスピード感を持ってさまざまなことに取り組んでいるので、日々目まぐるしくも充実しています。
入社前のご経歴を教えてください。
新卒で都内の不動産会社に入社し、約13年間勤めました。最初の2年間は自社所有の商業ビルへのテナント誘致の営業活動を行い、その後8年間は管理や防災部門で改修案件などを担当しました。
最後の3年間は企画部に所属し、旧耐震ビルの建て替えプロジェクトや自社所有マンションの空室対策、さらにはAI導入などの新規事業立案まで、本当に幅広い業務を経験できました。
転職のきっかけは?
前職に不満があったわけではなく、むしろ業績も安定していて人間関係も良好でした。ただ、妻との雑談の中で「地方移住もいいよね」と話したことが、転職のきっかけになりました。
当時、家族全員が都会の喧騒に少し疲弊していたところがありました。思いつきで沖縄や広島など、いくつか候補地を挙げる中で妻も乗り気になり、最終的に「温かい地方都市がいいね」ということで四国も候補に入りました。
実際に松山を訪れてみると、海や自然との距離感が近く、都市としてのバランスが非常に良くて「暮らしやすそうな街だな」と感じたのです。
転職活動はどのように進めましたか?
実は、転職活動らしい活動はあまりしていません。現職で働きながら転職サイトに登録し、愛媛県で求人を探しました。その中で株式会社伊予鉄グループの「週休3日制」などの取り組みに強く惹かれました。
面接を受けたのは株式会社伊予鉄グループの1社のみです。「もしここが通らなかったら、松山への移住にこだわらず別の選択肢も考えよう」くらいの気持ちで、まずは働く場所を決めてから住む場所を考えようと動いていました。
その後、無事に内定をもらえ、そこから家を決め、当時の会社に退職を伝えて移住の準備を進めました。
今の会社に決めたポイントは?
一番は企業として手堅く安定している点です。伊予鉄グループは鉄道やバスなどの公共交通インフラを担っています。松山市がコンパクトシティを目指す中で、インフラを支える企業はなくならないと考えました。
また、週休3日制の導入や、グループ会社でAIコンサルティング会社を立ち上げるなど、新しいことに次々とチャレンジしていくスピード感と姿勢にも魅力を感じました。
通勤ストレスはゼロに。まるで旅行の延長のように、充実した毎日を楽しむ。
転職していかがですか?
社内には「まずはやってみよう」という雰囲気があり、意思決定が非常にスピーディーで、次々と新しい案件を任せてもらえています。
組織がコンパクトな分、しっかり自分の意見を持って「こういう風に進めたい」と論理的に提案すれば、裁量を持って任せてもらえる環境です。
正解がない中、手探りで進めることも多いですが、自分で考えてやり遂げた時の充実感は大きいですね。不動産だけでなく多様な業務に関われるので、総合企業グループならではの面白さもあります。
転職して良かったと思うことは?
一番は通勤や移動にかかるストレスが完全になくなったことです。前職時代は休日に家族で出かけても、渋滞で片道数時間かかるのが当たり前でした。今はドア・ツー・ドアで1時間もあればフェリーで自然豊かな島に遊びに行けて、昼には家に帰ってこられます。
移動に疲弊せず、本来の目的である「遊ぶ楽しさ」を純粋に満喫できるようになりました。路面電車に乗って通勤するのも新鮮で、まるで旅行の延長で仕事をしているような感覚があります。
困っていることや課題はありますか?
意思決定のスピードが早いため、現場への情報共有が追い付かなかったり、方針が変化したりすることもあります。組織全体として、より円滑に連携を図っていくことは今後の課題の一つかもしれません。
一方で、そうした環境だからこそ、自分に今何が求められるか、どういった動きが必要か、といったことを考える力は鍛えられたように感じます。
生活面の変化はありましたか?
子どもが小学生なのですが、移住してからは集団登校となり、地域の子たちとの結びつきが強くなりました。
関東にいた頃は近くに住んでいても接点がないことが多かったのですが、今は地域の友だちと遊ぶ回数も増え、子ども自身も「松山に来て良かった」と言ってくれています。また、海がきれいなので釣りなどのアクティビティも好きになりました。
転職を考えている人にアドバイスをお願いします。
移住や転職について、調べ尽くしても100%正解が出ることはありません。悩むよりも、ある程度のところで思い切って踏み込む勇気が大事だと思います。
行動の結果、「大きく失うものはなかった」というのが私の実感です。住む環境が変わっても友人関係が完全に途切れるわけではありませんし、それよりも新天地で得られるものの方がはるかに多いです。
都会で見て見ぬふりをしていたストレスがなくなる恩恵は大きいので、ぜひ前向きにチャレンジしてみてほしいですね。